杉崎紀世彦様より、本校にさくらんぼの絵画を寄贈いただきました。

 4月12日(水) 身近な花々や果物等をありのまま生き生きと描かれている杉崎紀世彦様(本校機械科昭和41年卒)より、この度、本校にさくらんぼのボタニカルアートの絵画を寄贈いただきました。その鮮やかな色合いや緻密な描写には、自然への深い愛情が感じられます。この作品が生徒たちの心を癒し、教育の場に彩りを与えることを願っています。
 ボタニカル・アートとは、植物学的な絵画(The Art of Botanical Painting)のことで、一般には植物画と言われます。つまり植物学と結びついた絵画芸術です。
 植物画では、対象の植物の美しい姿を正確に観察し、理性をもって科学的に描きます。葉の付き方、花弁の色・形、オシベ、メシベなど、その植物が持っている特徴を植物学的に、しかも美しく描きます。描いたものから、植物名が同定できるほどに描くことが必要です。
 杉崎さんの絵について、「植物に忠実でありながら、植物である花にも血が通っているように温かく、味や香りさえ漂ってくる」と評する人もいます。
 このさくらんぼは、「やまがた紅王」です。今年(2023年)、山形から本格販売される品種です。一粒の大きさが、500円玉の直径と同じくらいで、かなり大粒のものになります。
 杉崎さんは、山形県園芸試験場の依頼で描いたそうです。